2020年上半期読書記録

 

 お久しぶりです。生きております。なんとか……

 

 今回の記事では今年の上半期に読んだ本のまとめと、感想を載せていこうかなと思っています。こう見えても読書が趣味なのですが、激鬱期にはまったく読めないこともしばしば……それほど多くは読めていないのでご了承ください。

 

 

 

傾聴のコツ:話を「否定せず、遮らず、拒まず」(知的生きかた文庫)

 

傾聴のコツ: 話を「否定せず、遮らず、拒まず」 (知的生きかた文庫)

 

 今年の初めに読んだ本です。ニート期間で引きこもりだった当時の管理人は「生身の人間と会話がしたい」と泣き、コミュニケーション能力を上げなければ……と手に取った一冊です。

 

 曹洞宗の和尚さんが書かれた本で、難しい仏教用語が出てくるのかなと身構えていましたが、そこは傾聴の達人、伝えることも巧みでした。どんな言葉も噛み砕いた優しい文体でするすると頭に入ってきます。しかも項目が細かく分かれているので、「今日はしんどいからここまでにしよう……」と鬱期でも読みやすい一冊でした。

 

「なぜ、この人と話すと心がラクになるのか?」 ‐人から求められる人の「傾聴する力」。相手の話から、情報(インフォメーション)ではなく、心の声(メッセージ)を受け取れるかどうか。それが、一番大事なポイントです。‐著者。

 

 

死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威(光文社新書)

 

死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威 (光文社新書)

 

 これも今年の初めに読んだ本です。年始は本ばっかり読んでたなぁ

 去年?あたりにTwitterでバズったらしくて、書店でも割と見つけやすいところに並んでいました。管理人の家庭は、毒親に育てられた毒親が私のことを育てていたので、「わかるわかる……」とうなずく文だらけでした。毒親育ちなら読んで損はないです。難しい言葉もあまりない。そもそも毒親がなぜ生まれたのか、日本の歴史や社会情勢が背景でもあると書かれた項目が印象に残っていて、「そりゃあの祖母に育てられたらあんな母親にもなるか……そりゃあの時期にバブルがあってそれでも働いて、あんな家庭環境だったらあんな父親にもなるか……」と、両親を少し理解できるようになりました。だからと言ってされたことや言われた暴言を許すかと言ったらそういう問題ではないですが……

 

 自己肯定感は、これまでの人生の結果であり、原因ではない。それを高めなさいなどと簡単に言うのは、本当に苦しんだことなどない人が、口先の理屈でいう言葉に思える。一番大切な人にさえ、自分を大切にしてもらえなかった人が、どうやって自分を大切に思えるのか。

 

死に至る病とは絶望のことである、と、かつて哲学者キルケゴールは書いた。絶望とは、神を信じられないことを意味した。だが今日、死に至る病の正体は、「親の愛さえも信じられない」こと、つまり「愛着障害」にほかならない―。豊かになったはずの社会で、生きづらさを抱える人が増え続けるのはなぜか。心も身体も苦しく、死んでしまいたいと思う人が増え続けている理由は。現代に突如現れた、治療困難な数々の障害の背景にある、共通の原因とは。「愛されず、愛せなくなった」社会、「世話をしなくなった」社会で生きる意味を見出す術はあるのか。ベストセラー「愛着障害」の著者が、渾身の思いを込めて、今、我々が直面する「生存を支える仕組みそのものの危機」を訴える。

 

心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス(文響社)

 

心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

 

 休み方の本です。ただただひたすら休息の方法が書いてある本です。

 ただただ休息の方法が書いてあるだけなのに、意外と疲れているときって忘れがちなことが載っています。「おなかに手を当てて呼吸をする」ことから「夢100リストをつくる」ことまでおよそ64個の休み方が載っているので、ちょっと疲れたなぁって時に1ページだけ読んで実践しています。字が少なくてイラストが多めなので鬱の時でも頭に入ってくるのが嬉しいです。

 

 

少女七竃と七人の可愛そうな大人(角川書店)

 

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

 

 管理人が本格的に小説を読み始めたのは中学1年の頃で、だいぶ遅咲きだったのですが、その頃に読んだ本って性格にも影響されるんじゃないかなって思っています。

 そうです。管理人は読書の時間に「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」や「リリイ・シュシュのすべて」や「卒業式まで死にません」などを読んでいたタイプのオタクでした。(のちに自分もメンヘラになることも知らずに……)

 なので桜庭一樹作品に手を出すのも最早時間の問題で、中3の頃(不登校真っただ中)に「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」を読んで衝撃をうけました。文体が非常に読みやすくて退廃的な情景描写や心理描写に、読了した後も放心状態というかなんというか。

 この「少女七竃と可愛そうな大人」も中3の頃に買ったのですが、本棚の奥に眠ったままだったので、およそ5年の月日を経て今年1月にようやっと読みました。

 

 辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。ある朝とつぜんに。

 という主人公七竃(ななかまど)の母の書き出しから始まり、七人の男と寝た結果「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」七竃。雪の街旭川を舞台に繰り広げられる物語はただただ美しくて脆くて儚い。

 

 「わたし、きっと、正攻法でがんばるよりも、いっそ一気に恋に狂いたかったのかも。あれからずぅっと、気狂いのままですわ」

 

 

うみべの女の子(太田出版)

 

うみべの女の子 コミック 全2巻セット

 

 桜庭一樹作品がハマる人なら絶対ハマるであろう浅野いにおの漫画です。

 これを読み返すたびに青春(経験してないはずの)を思い出して「あああああああノスタルジ~~~~~!!!!!!!!!!!!!(ジタバタ)」ってなってしまいます。

 少女漫画は上手くいきすぎてつまらないな~というひねくれた考えのお持ちの方はこれを……これを読んでください…………

 厨二特有の痛い感じとか、身体だけで繋がっちゃう関係とか、何も変わらない自分と、変わっていくあいつとか、懐かしさすら感じる。

 

 これを描ける人間は浅野いにおしかいない

 

 ちなみに女子の本棚にあったら嫌な漫画第一位だそうです(ソースは確かでない)

 

 

 

 

 ……つらつら並べましたが、上半期はこんな感じで全く読めてませんでした……

 せっかく読書記録を書ける場があるので、下半期はいっぱい読めたらなぁって思います。